フォトギャラリー 南京

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蒋介石官邸(現美齢宮)

美齢宮外観 美齢宮応接室
蒋介石官邸(現美齢宮)外観。玄関前に宋美齢が使用したというビュイックが停められている。 2階応接室。ただ、作品中で出てくる応接室はここではなく3階。しかし公開されていなかった。

 車寄せにでむかえたボーイに案内されて玄関にはいり、正面の階段を上がると二十人ほどで会食ができるダイニング・ルームがあった。そこを抜けると広い南むきのバルコニーがあるのだが、案内のボーイはそこに主人がいないのをみて首を傾げた。
 ボーイは紅く染まった西の空を見上げて、なにかに気づいて顎を三度縦に振った。
 ボーイに導かれて再びダイニングを抜けて階段を上がる。階段を上がりながらボーイが「三階はご夫妻の寝室などがあるプライベートなフロアです」といった。
 階段を上がると小さな礼拝堂があり、その脇を通って応接室にはいった。この応接室には、二階に比べればずっと小さい西むきのバルコニーがついている。
 開け放たれたドアからバルコニーにでると、正面にモスグリーンの林に沈みゆくオレンジ色の太陽があり、リース=ロスは目を細めた。


南京国民党中央党部

南京国民党中央東部
1935年11月、国民党党大会の前の記念撮影中にここで汪兆銘が狙撃され重症を負った。

 朝九時に開会式が始まった。聯盟通信社の小島譲次はカメラマンの高橋恵五とともに中央党部会議場玄関前の広場で開会式が終わるのを待っている。開会式終了後にここで中央執行委員たちの記念撮影がおこなわれる予定なのだ。
 会議場のなかから汪兆銘行政院長の演説が漏れ聞こえてくる。内容まではよく聞きとれないが、強弱を巧みにつけた名調子で、ときおり共鳴した聴衆の拍手が湧き起こる。汪兆銘は人を惹きつける天賦の才をもつ政治家だ。


南京国民政府行政院(現総統府)

南京国民政府行政院(現総統府)
この巨大なゲートの向こうに広大な敷地の国民政府があった。現在総統府として公開されている。

 南京市の中央に広大な敷地を占拠する、まるで宮殿のような行政院のすぐ南側に、ゆき過ぎた贅沢を戒めようとしているかのような飾り気のない財政部の建物が建っている。

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南京瞻園(ジャンユエン)

南京瞻園
南京随一の古典庭園。敷地を囲んで重厚な壁を巡らせている。

 ようやく広い通りにでたと思えば、またすぐに曲がって瞻園の正門前の小径にはいった。瞻園は明代に建てられた個人の庭園だが、広大な敷地に重厚な壁を巡らせており、前を通れば黒い壁に押しつぶされそうな感覚を受ける。

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