上海太陽島国際ゴルフクラブ

上海市街地から約40分。川の中に浮かぶ太陽島は、ゴルフ場の他、ロッジ、キャンプ場、プール、テニスコート、乗馬場などがある総合リゾート施設。プールは人口波を作り出すものなどもある。夏はロッジに宿をとり、お父さんはゴルフ、子供はプール、夕方はいっしょにバーベキューといった楽しみ方もできる。

全36ホールのチャンピオンコース。デザインはNelson Wright & Haworthゴルフデザイン。上海ではシャーシャンなども同事務所の設計である。山がない上海周辺のゴルフ場はいずれも起伏がほとんどないが、ここは造成によってアップダウンを作り出している。各ショートホールは100ヤードから200ヤードまでと距離に変化があり、また3方に池が配されているのでパー3で大たたきをしてスコアを崩すことも多い。コースに慣れてくるとゴルフの技量に合わせて各ホールに仕掛けてあるコース設計者のトラップが分かってくるなど、なかなかコースレイアウトがすばらしく、米ゴルフダイジョスト誌で中国第10位のゴルフ場に選ばれたこともある。 1998年と2001年には「The China Volvo Open」の会場となっている。

上海では比較的早くオープンした18ホールはオールドコース（6821ヤード）と呼ばれ、さらにニューコース（6677ヤード）と呼ばれる18ホールが先ごろオープンした。ニューコースのほうがよりトリッキー。現在オールドコースは会員専用となっている。

シンガポール資本のゴルフ場だが、プレーヤーの国別構成は日本、台湾、韓国、欧米、マレーシア、シンガポールと多彩で、最近はローカルチャイニーズも増えてきている。

クラブハウスが南国調で特徴がある。食事はメンバー構成が多様なのにあわせてシンガポール料理、中国料理、それに韓国風や日本風の料理などを揃えている。

名物ホール：５番143ヤードショートホール
距離は大変短いのだが、グリーン手前の池と池に向かって下る傾斜のきついグリーンが簡単にパーを取らせてくれない。池を意識して大きめに打ちがちだが、ホールに向かってラインが大変早くなるので油断をすると３パットをしてしまう。